過換気症候群の症状・原因・特徴・対処方法などについて解説

過換気症候群によってテタニーが引き起こされる機序について

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過換気症候群というのは、呼吸のしすぎによって手足の痺れやテタニーと呼ばれる筋肉の硬直症状などを示す病気のことを指します。
人間の身体は酸素が不足すると過呼吸によってそれに対処しようとする機序を有しています。
実際は、呼吸中枢が血中の酸素濃度よりも二酸化炭素濃度の低さに敏感に反応するという性質を有しているために、過呼吸のため酸素は十分足りているのに、二酸化炭素の排出ばかりを促進し、その呼吸によってさらに過換気を悪化させてしまうという病気です。
血中の二酸化炭素濃度が低下すると血液がアルカリ性になりますので、それに反応して脳の血管が収縮し、先ほど述べたような手足の痺れ、テタニー、意識混濁などの症状が発生します。

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人間の身体の機序が正常に機能していれば、過換気症候群によるそれらの症状は起こらないことになっているのですが、精神的なストレスや不安などの要因によって、酸素不足も起こっていないし、二酸化炭素の蓄積も起こっていないのにも関わらず、呼吸中枢の反応が亢進してしまうと考えられています。
過換気症候群の症状が発生した場合、以前はペーパーバック再呼吸と呼ばれる対処方法が推奨されていましたが、逆に酸素不足に陥って本当に窒息死してしまう危険性が高いということで、現在ではほとんど行われないようになりました。
基本的に過換気症候群は患者の生命に直接関わってくるような疾患ではないわけですから、応急処置の方法に注意を注ぐことよりも、患者の精神的治療に重点を置く方が望ましいと考えられます。

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